33歳。

Sky

家庭が少し安定したと思ったら仕事が忙しくなり、仕事が落ち着いてきたと思ったら家庭が慌ただしくなり。一難去ってまた一難。なかなか落ち着けない日々ではあるものの、うまくばらけて、複数の事が同時に起きていないとも言えるわけで、そう考えたら「まあいいか」と思うに至る。

ひとつひとつの事に一喜一憂していると疲れてしまうけれど、感情の起伏を極力押さえようとすると、それはそれで気が張り詰めてしまう。こんな事を客観的に書けるのはその最中を過ぎたからで、その真っ只中にいるときは、自分の気が張っているという事に、気づけなかったりする。

結婚してしばらくした頃に、年齢を3で割るという話を知った。今日33歳になった僕の場合であれば、33を3で割ると11という数字になる。それは、人の一生を1日24時間と考えた場合の、現在時刻なのだそうだ。72歳で24時に至る計算ですが、今の日本人男性の平均寿命は80歳なので、ちょっと早回しか。

この辺の感覚は人によるのでしょうが、33歳と捉えると「もう」という気がするけれど、11時と捉えると「まだ」という気がする。まだ、昼にすらなっていない。午後も、夜も、長生きしたら夜更かしもある。悲観せず、楽観せず、達観せず。淡々と、眈々と。