なかなか喋らないな…。と少し心配していたことも忘れていたぐらい、よく喋るようになった。最初は単語ひとつ、次に単語ふたつ、そして今は、よく使う言葉なら接続詞も挟んでくる。数字も、いち、にー、さん、ごー、と時々抜けながらも、20ぐらいまで数えていたりして、こっちがびっくりするぐらい。
その過程も、人はこういうステップを踏んで物事を覚えていくのかと、見ていておもしろい。おおざっぱな区別から、細かな区別になり、その一つ一つに別のものが紐付いていく。赤系と青系という区別が、赤とピンクを区別し、赤はイチゴや信号、という具合。言葉や名前は、人にものを伝えるための区別をしているのだと、再認識。
「とと」と言えずに「ここ」と言っているけれど、たしかに「と」は口の形だけではなくて舌も動かさないといけないので、なるほど言いにくいのだなとふむふむ。1・2度行っただけの床屋もよく観察していて、ごっこ遊びはその特徴を捉えていて面白い。毛布好きは父譲りか。
36歳、いのしし年の年男、社会人歴20年、今の会社で丸10年と、なにかと区切りの重なる今年。自分から仕事場を動く事にした。今の会社に不満は無く、新しい会社への不安はあるが、それは新しい事に取り組むために自分から作ったもので、それ以上の楽しさも一緒にある。早速先手を打てたという兆しもあった。悲観せず、楽観せず、達観せず。淡々と、眈々と。